歯が抜けたときの治療方法
2022年12月25日
むし歯や歯周病などが原因で、歯が抜けてしまいお困りの方も多いのではないでしょうか?また、運動をして転んだりして歯を失ってしまう可能性も充分にあります。そんな時、どのような治療方法があるのか、そしてそれらの治療方法、メリット・デリメットについてもご紹介させていただきます。
やまむら歯科では、出来るだけ多くの方がご自身の歯を残してしっかり噛めるよう、お一人お一人に合った治療をご提案していきます。今は心配がなかったとしても、予備知識として治療方法を知っておくことはとても大切です。万が一の場合のためにぜひ知識として頭に入れておいてください。
歯を失った時の3つの治療方法
歯を失ってしまった場合の治療方法には、下記3つの治療方法がおすすめです。
- インプラント
- ブリッジ
- 入れ歯
- インプラント
歯の欠損部の歯槽骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、埋入されたインプラントにアバットメントと呼ばれる連結部を装着し、人工歯を固定する治療です。
- ブリッジ
失った歯の両脇の歯を支台にするために削り、その上に連なった人工歯を橋(ブリッジ)のように被せ装着、固定します。
- 入れ歯
失った歯の本数に合わせて入れ歯(義歯)を作ります。歯が残っている部分入れ歯の場合はバネをつけて隣の歯に引っかけて装着します。
3つの治療方法のメリット・デリメット
それぞれの治療法においてメリット・デリメットがあります。それらをしっかり理解して治療に進むようにしましょう。
★インプラント
メリット | 天然歯のため自分の歯のように噛める 見た目が自然できれい 削らないで済む 食べ物の味や感触がよくわかる 違和感がない 金属アレルギーの心配がほとんどない |
デリメット | 外科手術が必要 治療費が比較的高額 全身疾患がある場合には治療ができない場合がある |
★ブリッジ
メリット | 治療期間が短い がっちり固定 費用をかければ見た目の仕上がりが良い。 保険診療を選べば治療費が比較的安価 |
デリメット | 両脇の健康な歯を削る必要がある 発音に問題がでる場合がある 両脇の土台となる歯に大きな負担がかかるので、将来的に その歯を失ってしまうというリスクがある かぶせた歯と歯肉の間に隙間ができやすい |
★入れ歯
メリット | 治療が比較的簡単 治療期間が短い適用範囲が広い 費用を書ければ機能的でより自然な見た目の入れ歯を選ぶこともできる |
デリメット | 違和感を感じることがある 固い食べ物に苦労する場合がある 見た目が良くない場合がある 発音に問題がでる場合がある なじむまで期間がかかる だんだん合わなくなることがある |
3つの治療方法の治療後の寿命
治療が終わっても、その後のお手入れや周囲の歯によってそれぞれの寿命が変わってきます。ここでは、それぞれの治療後の寿命(耐用年数)を見てみましょう。
インプラント | ブリッジ | 入れ歯 | |
耐用年数 | 数10年 | 7~8年程度 | 4~7年程度 |
注意事項 | 人工歯の部分は使用によって刷り減る | 土台の歯が悪くなれば、さらに大きいブリッジに作り替える必要がある | 合わなくなったりすると作り替える必要がある |
このように、インプラントは一度治療をしてしまえば数十年もたせることができますが、ブリッジや入れ歯の場合は、仮にそのもの自体はダメになることはなくても、周りの歯や歯茎によっては再度作り変える必要が出てきてしまいます。
3つの治療をした後、それらがダメになると??
- インプラント
インプラントは周りの歯を削っていません。そのため、インプラントの周りの歯が虫歯になりやすくなるということもありません。万が一インプラントがダメになったとしても、その部分のみ再度インプラントをするだけで、他の歯に影響はありません。再度インプラントにしなかったとしても、ブリッジにするという手段も選択できます。
- ブリッジ
ブリッジはなくなった歯の両隣を削って支えています。もともと丈夫な歯を削り、そしてブリッジの土台にすることによって、その土台の歯が虫歯になりやすいというリスクも抱えています。そして、その支えとなる土台の歯がむし歯などによりダメになると、更に大きなブリッジに作り変える必要が出てきます。もしくは、欠損部分が多ければ入れ歯になる可能性も出てきますし、場合によっては入れ歯も対応ができないこともあります。
- 入れ歯
入れ歯は、歯がない土手の部分の骨が痩せてきますし、年齢とともに歯ぐきも痩せてきますので、入れ歯自体が壊れていなかったとしても、合わなくなって作り変える必要が出てきます。
また、当然ですが、ひっかけている歯がぐらぐらしてきたり抜けてしまったりということも考えられますし、そういった場合も作り変える必要が出てきます。
自分の歯を1本でも多く残そう!
ここまでいろいろと比較してわかったいただけたと思いますが、インプラント治療は、ダメになった歯以外の歯を削ったりする必要もないので、自分の歯をより多く残すことができます。
そして何より、数十年持たせることができますし、自分の歯のように食べ物を噛んだり味わったりすることができます。
自分の歯が多く残っていれば、食事を楽しむこともできますし、歯を食いしばって力を入れることもできます。そして、しっかり咬めるということは健康面にも影響してきます。私たち人間は噛むことによって脳に刺激を与えることができ、それによって脳が活性化されるのです。
インプラント治療なら、自分の歯と同じ働きを望めます。
インプラント治療に不安な方、手術が怖いと思っている方、やまむら歯科は、経験豊富なドクターが、最新の設備や機器を使用して、一人平均年間500本以上のインプラント手術を行なっていますので、安心してご来院ください。
歯科医師 院長 山村 昌弘
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