PREVENTIVE DENTISTRY
予防歯科

歯を健康に保つために

近年日本では、「痛くなってから歯医者に行く」と言う考えではなく、
虫歯や歯周病を未然に防ぐ「予防歯科」の考え方が浸透してきています。
いつまでもご自身の歯で快適に過ごすために、定期的なメンテナンスを受けるようにしましょう。

痛くなる前の予防で歯が守れる!

歯を失うのは加齢のみが原因なのではなく、歯科医院での定期検診などでお口の健康状態を保つ取り組みを行っていたかどうかが、年齢を重ねた際の残存歯数として現れいます。
また、歯みがき指導を受診してしっかりご自宅で歯みがきしている方でも80歳では5本程度しか残っていないことから、「歯みがきさえしていれば良い」と言うわけではありません。

定期検診では、虫歯や歯周病などのお口の病気を早期発見し、最小限の対処で済ませることもできます。自分の歯を多く残し、いつまでも食事や会話を楽しみ、治療の負担を軽減させるためにも、プロによる定期的な検診やメンテナンスを受けるようにしましょう。

抜歯の3大原因をご存知ですか??

永久歯の抜歯原因

1位・・・歯周病(歯槽膿漏)
2位・・・虫歯
3位・・・破折

これらを防ぐために当院で行うことは、

事前検査で患者様一人ひとりに潜むリスク・問題点を把握

虫歯や歯周病に対しては、歯科衛生士によるケアやアドバイスといった
適切な予防プログラムをご提案・実施。

破折に対しては、歯の神経を残せるよう歯科用顕微鏡を使用して、
見逃しのない・再治療のない超精密根管治療(歯の神経の治療)の提供。

これらを心がけることで、歯を失うリスクに対抗しています。

予防歯科で行う2つのケア

「セルフケア」
「プロフェッショナルケア」
効果的な予防を♪

ご自宅で行っていただくセルフケア

● 歯みがき

磨き癖があったり、歯ブラシの種類があっていなかったりなど、”最適なブラッシング”を行えていない方も多いです。また、磨き残しがあったり、磨く力が強かったりして歯や歯ぐきを傷めていらっしゃる方も…。
当院では患者様一人ひとりに合ったブラッシング方法や歯ブラシ選びなどの指導を行っています。

● フッ素入り歯みがき剤

歯質の強化や虫歯の発生・進行を防ぐ働きのある「フッ素」を配合した歯みがき剤をおすすめしています。

● 歯間ブラシ・フロス

歯と歯の間のとても小さな隙間まで汚れをきちんと取り除くために、歯間ブラシやデンタルフロスを併用しましょう。

● マウスウォッシュ・リンス

就寝中はお口の中で細菌が繁殖しやすくなるため、就寝前に殺菌力のあるマウスウォッシュやデンタリンスを使用し、予防に努めましょう。

当院で行うプロフェッショナルケア PMTC

PMTCとは、歯科衛生士が特殊な機器を使用して行う歯のクリーニングのことです。歯に付着した「歯石」まできれいになり、歯の本来の白さと汚れのつきにくいツルツルな表面を取り戻すことができます。

● PMTCの流れ

① 染め出し液でプラークのチェック
② フッ化物入りペーストを塗布
③ 歯間や歯面をクリーニング
④ 歯の表面をツルツルに仕上げ磨き
⑤ フッ素塗布で歯質を強化

⑥ 口腔・歯周病検査
  歯や歯ぐきの状態を確認するための各種検査と、過去の治療歴や生活習慣などを伺うための問診を行います。
⑦ 歯みがきチェック・指導
  染色液を使用して磨き残しを染め出し、普段の歯磨きでどれだけお掃除できているか確認。
  その上で、適切な歯磨き方法や歯ブラシの選び方を指導します。
⑧ スケーリング(歯石取り)
  磨き残しは、石灰化することで歯石になります。歯石は専門の器具を使用して徹底的に除去します
⑨ フッ素塗布やシーラント填塞などを行います。